こんにちは。フルタイムで働きながら幼稚園に通う子どもを育てているワーキングマザーです。
子育てと仕事の両立に欠かせないのが、信頼できるベビーシッターさん。
でも、「合う・合わない」は実際に利用してみないとわからないものです。今回は私自身が経験した「合わないシッターさん」とのエピソードと、その経験から学んだ「失敗しないシッター選び」のポイントをお伝えします。
利用していたシッターサービスと契約内容
今回お願いしていたのは、ポピンズシッターを通じてご縁があった方でした。
平日の夕方、2時間だけ子どもを見てもらえる方を募集したところ、シッターさんからメッセージをいただきました。
週3回、2時間ずつのお試し利用からスタート。
最初は問題なければ、今後もっと頻度を増やしていくつもりでいました。ですが、2週間、4回ほどお願いしたところで「このまま続けるのは難しい」と判断することになりました。
違和感を覚えたきっかけ
初回のやり取りから、少し違和感を覚えていました。
初回のミーティングでは、私たちが息子について話すよりも、ご自身の育児体験談をたくさん話されるスタイル。
娘さん3人を育てたことを誇らしげに語られましたが、息子を育てる私たちにとってはあまり参考にならない話が多く、戸惑いを感じました。
また、初回シッティング後、「家から近いので助かる、今まで往復2時間のところに行って、2時間だけシッティングしてという感じだったので本当に助かる」という言葉がありました。子どもが好きというよりは「パート感覚」でやっているような印象を受けたのが最初の違和感でした。
「これは違う」と確信したエピソード
一番違和感を強く感じたのは、シッティング中の対応でした。初回面談時から違和感があったため、実母に最初の数回は別室で待機してもらっていたのですが、以下のようなことがありました。
- 幼稚園入園直後で「家ではのんびりさせてほしい」と伝えていたのに、3歳の息子に過度なしつけを行っていた
- 机に登った時に抱っこして降ろすのではなく、自分で降りるように何度も言い、謝るまでしつこく謝らせていた
- 夕飯をあまり食べない息子に対して「ご飯を食べないとおやつはあげない」と勝手に判断し、こちらの用意したおやつをあげなかった
- おやつをあげるよう依頼しても「自分の育児ではそうしていた」と拒否された
- シッターさんが製作活動の準備をして来てくれた日がありましたが、息子は公園に行きたがっていたため製作をしたがりませんでした。それに対して「人の言うことを聞けないお子さんなので今後が心配」と言われた。幼稚園ではそのような指摘は一切なかったので、とても驚いた。
さらに、息子がシッターさんに対して強い拒否反応を示すようになりました。
部屋に入っただけでドアを閉めてしまったり、明らかに嫌がる様子を見せるなど、無理に続けるべきではないと確信する決め手になりました。
辞めてもらう決断とその流れ
初回のミーティングから違和感はあったものの、3回目のシッティングを終えた時点で「もう無理かもしれない」と思うように。
その後、次の週の最初のシッティング後に口頭で「サポート方針が合っていないので、今日で終わりにしたい」と伝えました。
シッターさんは最初驚いた様子でしたが、こちらが冷静に対応したところ、向こうもすぐに理解して受け入れてくれました。トラブルになることなく、スムーズに終了できたのは幸いでした。
その後のシッター探しと改善した選び方
その後、新しいシッターさん探しに入りましたが、この一件で自分が慎重になってしまったこと、また資格・経験がある方に絞って探したため、新しいシッターさんを見つけるまでに2週間ほどかかりました。
面接では、以下のポイントを特に重視しました。
- 直感的な第一印象: 子どもへの接し方や話し方から感じ取れることは多いです。
- 子どもへの興味: 子どものことをどれだけ聞いてくれるか(興味があれば子どもと仲良くなろうと努力してくれる)
- 育児方針の一致:「うちの育児方針に合わせられますか?」と聞くと誰でも「はい」と答えるので、逆に相手の育児方針を聞いて、ベースとなる考え方が合っているかを確認。育児方針に共感できる方は人としても相性が良いことが多いです。
- 資格や保育施設での勤務経験:様々な子どもと関わった経験がある方が、自分の子どもとも関係を築きやすいと思います。
- 育児経験がある場合は、育児経験を「押し付けない」柔軟な姿勢があるか
- 契約姿勢: すぐに「定期でできます!」とシフト優先で言う方ではなく、「まず相性を見てから…」と提案してくれる方を選ぶ
結果、今はとても信頼できるシッターさんに出会うことができています。
今振り返って思うこと
合わないシッターさんに出会った経験は決して無駄ではなかったと思います。
違和感を覚えたら、無理に合わせようとせず、早めに手を引くこと。
そして、何よりも子どもの反応を信じることが大切だと改めて感じました。
子どもが安心して過ごせる環境をつくるためには、私たち親も勇気を持って行動する必要があります。「私が神経質すぎるのかも…」と悩む気持ちもありましたが、子どもと自分の感覚を信じてよかったと思っています。
まとめ|ベビーシッター選びは、子どもと家庭の幸せのために
ベビーシッター選びは、簡単なことではありません。
合わない経験をしてしまうこともありますが、それを経て自分たちに合った方に出会える確率が高まるとも感じました。
子どもにとっても、私たち親にとっても、安心できる環境を整えるために、違和感は無視せず、大切な子どもを預ける相手は慎重に選びたいと思います。
同じように悩んでいる方がいたら、少しでも参考になればうれしいです。
