「孫に会いたい」という義両親のために、毎週のように義実家に通っていた時期。
けれど息子は、玄関に入った瞬間から大泣き。ママにしがみついて離れず、帰りたがるばかりでした。
今回は、生後6ヶ月頃から2歳前まで続いた息子の場所見知りについて、実体験をお話しします。
- 義実家で毎回泣いてしまう息子
- 義両親の対応や、私の葛藤
- 試した工夫と今だから思うこと
同じような悩みを抱えるママに、「うちだけじゃないんだ」と少しでも安心してもらえたら嬉しいです。
毎週日曜日は義実家へ。でも玄関に着いた瞬間から涙…
「孫に会いたい」と楽しみにしてくれている義両親のために、毎週日曜日の夕食は義実家で、というのが我が家の定番になっていました。
でも、息子は義実家に着いた瞬間から大泣き。
玄関に入るなりママにしがみつき、部屋の外に出ようとしたり、座り込んで泣いてしまったり。
1歳前後の頃は、30分以上泣いていることも珍しくなく、結局最後まで慣れずに帰ることになった日もありました。
成長とともに泣いている時間は短くなっていきましたが、毎週繰り返されるこの状況に、「どうしたらいいんだろう」と悩む日々が続きました。
義両親の対応とそのときの気まずさ
義両親は、息子の好きなおやつや食べ物を毎回用意してくれて、温かく迎えてくれていました。
「まだ小さいからしょうがないわよ」と私にはやさしく接してくれていたものの、後から夫を通じて「毎週来てくれるのに、泣かれてばかりでショックだった」と話していたことを知り、胸が痛みました。
息子がママにべったりで、義両親の近くに行こうとしない様子に、私も気まずさを感じてしまい、義実家での時間がだんだんと精神的な負担に。
「泣いてもいいから連れてきて」という気持ちはありがたかった反面、少しお休みする選択肢があってもよかったのかもしれない…と今では感じています。
義実家だけで見せる反応に戸惑った時期
実家や、よく行く遊び場ではすぐに慣れて、楽しそうにしていた息子。
だからこそ、義実家に行ったときだけ泣いてしまうことに、戸惑いを感じていました。
「どうして義実家だけ?」「何がそんなに違うんだろう?」と、考えてもはっきりした理由はわかりませんでした。
言葉がまだ話せない時期だったので、泣いている理由も分からず、ただ見守るしかなく…。
義両親にも申し訳ないし、自分も気まずい、でもすぐに帰るわけにもいかない——。
そんな時間が毎週続き、気がつけば気疲れしてしまっていたと思います。
慣れるまでに試したこと・効果があったこと
少しでも息子が安心できるようにと、いろいろ試行錯誤もしていました。
• お気に入りのおもちゃを持参する
→ これは一定の効果があり、泣き止むきっかけになることもありました。
• 訪問の時間帯を工夫する
→ 機嫌が良さそうな時間を選んでみたり、お昼寝後に出発したり。
でも結局、義実家に着くとぐずり出してしまい、あまり効果は見られませんでした。
無理に慣れさせようと頑張りすぎて、私自身が余裕をなくしていた時期だったのかもしれません。
年齢とともに、自然と落ち着いていった場所見知り
2歳手前になる頃、息子の人見知りや場所見知りが少しずつ落ち着いてきました。
今では、義両親の家に行くとニコニコ。
自分から抱っこされに行ったり、一緒に遊んだりしています。
自分から「じぃじの家に行きたい!」ということもあります。
この変化を見て、「あの時は、ただ年齢的なものだったのかもしれない」と、心から思えるようになりました。
おわりに|泣くのは、嫌いなわけじゃない。焦らず待つという選択肢も
義実家での場所見知りは、決して楽な経験ではありませんでした。
今振り返ると、「あの頃、無理に通わなくてもよかったかも」と思う気持ちもあります。
泣いてしまうのは、祖父母が嫌いなわけでも、ダメな育て方をしているわけでもない。
ただただ、その時期の子どもにとって「いつもと違う場所」が不安だっただけ。
焦って慣れさせようとせず、「泣いてもいいし、無理しなくていい」と思えるようになるまでには、少し時間がかかりました。
同じように悩んでいるママがいたら、こう伝えたいです。
「今は泣いていても、大丈夫。時間が経てば、自然と笑顔で過ごせる日がやってくるはずです。」
