仕事を終えて、慌ただしく夕食の準備や片付けをしている夕方の時間帯。
夕飯の支度や片付けに追われる時間、テレビに頼らざるを得ないこと、きっと多くのご家庭であるのではないでしょうか。
わが家もまさにそんな日々でした。
当時3歳の息子は、幼稚園から帰ってくるとずっとテレビを見続け、気づけば夜までつけっぱなし。
「見せすぎかな」「寝る前に刺激が強すぎるかも」と罪悪感を抱えながらも、いざ消そうとすると泣いて怒る…。
そんな状態が続いていました。
今回は、そんな“テレビ漬け”の毎日から抜け出すためにわが家で実践した、ちょっとユニークな工夫をご紹介します。
テレビを“自動で”オフに|Nature Remo 3で切り替えスムーズに
最初に試して効果があったのが、スマートリモコン「Nature Remo」の導入です。
このリモコンを使うと、決まった時間にテレビの電源を自動でオフにすることができます。
わが家ではこのリモコンを使って、20時30分になったらテレビを自動的に消すことにしました。
自動で消えると怒られない?
これが思いのほか効果的でした。
家族がテレビを消すと「なんで消すの!」と怒っていた息子も、時間になると自動で消える仕組みには意外とあっさり反応。
「誰が消したのか」がわからないことで納得しやすかったようで、「あれ?消えちゃったね」と自然にテレビから気持ちを離すことができました。
親のストレスも軽く
毎日「テレビ、そろそろ終わりだよ」「もうおしまい」と声をかけ続けるストレスからも解放され、親の心にも少し余裕が生まれました。
「テレビが寝ちゃった作戦」|子どもの気持ちに寄り添う工夫
さらに、先輩ママに教えてもらって効果的だったのが、“テレビがねんねする”というアプローチ。
紙に寝た顔を描いて、テレビに貼るだけ
A4の紙に目を閉じた寝顔を描き、テレビがオフになった後に画面に貼ります。
そのうえで「テレビが寝ちゃったね。おやすみだね」と優しく声をかけると、息子はすんなり受け入れてくれました。

「テレビ=人間と同じように眠る存在」として捉えることで、子どもなりに納得しやすくなるようです。
強制ではなく“自然な切り替え”を
無理に取り上げるのではなく、「今はお休みの時間」というメッセージを添えることで、本人の気持ちの切り替えがスムーズになりました。
わが家に起きた小さな変化
これらの工夫を取り入れてみたところ、少しずつ生活に変化が見られるようになりました。
- テレビを消す時のバトルが激減
- 就寝前に絵本を読む余裕が生まれた
- 親子ともに穏やかな夜時間を過ごせるように
完全にテレビを排除するわけではなく、「うまく付き合う」ことを意識するだけで、ぐっと気持ちが楽になりました。
まとめ|“誰のせいでもない”仕組みがカギ
テレビの時間に悩んでいるご家庭はきっと多いはず。
無理に取り上げたり、言い聞かせたりしなくても、「自動で消える」仕組みや「テレビも眠る」ストーリーを取り入れるだけで、子ども自身が受け入れてくれることもあります。
わが家のように、ついテレビに頼ってしまっていた日々から抜け出したいと思っている方へ。
少しの工夫で変化が見えるかもしれません。
テレビとの付き合い方に悩んでいる方のヒントになれば幸いです。


