子どもの急な発熱や体調不良は、どれだけ準備していても避けられません。
一方で、「そのとき仕事をどう止めないか」「チームへの影響をできるだけ小さくするか」は、事前の工夫でかなり変えられると感じています。
私はエンジニアとして、出社中心・小さめのチームで働いています。
この記事では、実際に働く中で「これはやっておいてよかった」と感じた準備や、後から見直したことをまとめました。
職種や環境がすべての方に当てはまるわけではありませんが、同じように働きながら子育てをしているワーママのヒントになればうれしいです。
はじめに|急な発熱に備えるのは、当日の対応だけではない
急な発熱があると、まず頭に浮かぶのは「仕事をどう調整しよう」「どう連絡しよう」という不安だと思います。
ただ、突発的な体調不良と仕事の調整を何度も経験する中で、実際に重要なのは、その日の対応そのものよりも、普段から積み重ねている準備だと感じるようになりました。
ここからは、私が日常的に意識して続けていることを具体的に紹介します。
準備①「自分しか情報にアクセスできない」状態を作らない
社内資料・メモは必ず「共有前提」で管理する
社内資料はDropbox、メモや仕様整理はNotionなど、必ず共有フォルダ・共有ツールに置くようにしています。
「これは自分だけが見られる」
「ローカルにしか残っていない」
という状態は、できるだけ作らないように意識的にしています。
休んだ日に質問が来ても、説明文を書くのではなく該当ページのリンクを渡すだけで済む状態を作っておくと、対応の負担がかなり減ります。
フォルダ構成は「急に休むことになった自分」でも説明できるかで考える
フォルダやNotionの階層は、休むことになった自分がSlackですぐに説明できるかどうかを基準にしています。
「◯◯フォルダの中の△△です」
と一言で伝えられる構造だと、休み中のやり取りが最小限で済みます。
準備② 数日休んでも回る前提で、仕事を巻いて進める
締切があるものは常に優先度を高くする
特に子どもが小さいうちは「今日は元気でも、明日は分からない」という恐怖に怯えながら仕事をしていると思います。
そのため、
- 締切があるもの
- 他人に影響が出るもの
は、できるだけ早めに片付けるようにしています。
仕事を前倒しで進めること自体が、急な休みへの一番現実的な備えだと感じています。
毎朝のスタンドアップミーティングが効いている理由
私の職場は子育て中のメンバーが多く、毎朝スタンドアップミーティングで
- 今日やること
- 進捗
- 困っていること
を簡単に共有しています。
もともとはチームの進捗確認のために始めたものですが、結果的に常に引き継ぎ可能な状態を保つための仕組みとしても機能しています。
もし管理職などで一定の裁量がある立場であれば、このような短時間の共有を取り入れてみるのも一つの方法だと思います。
準備③「体調が怪しい前日」に必ずやっていること
朝のうちに「明日は無理かも」と共有する
子どもの体調が少し怪しいと感じた日は、朝のうちに「明日は無理かもしれません」と共有するようにしています。実際に休むことにならなかったとしても、毎回伝えています。
これはネガティブな予告ではなく、引き継ぎや調整をしやすくするための共有です。
先に伝えることで、引き継ぎがスムーズになる
「明日は無理かも」と伝えると、
- これだけは教えておいてほしい
- これは今日中にお願いしたい
- これは先に共有してほしい
と、上司やチームから具体的なリクエストが出てくることがあります。
その場で最低限を共有しておくだけで、翌朝の混乱や追加連絡がかなり減ります。当日連絡は気が引けると思って始めたことでしたが、仕事が止まりにくくなるのという意外な発見もありました
準備④(エンジニア特有の話)途中でも状況が分かる形にしておく
※一つだけ、エンジニアとして働いている立場ならではの話を入れておきます。
ソースコードは必ずGitHubにpushしてから帰宅
作業途中であっても、その日の状態が分かる形でGitHubにpushしてから終業するようにしています。
完全に終わっていなくても、
- どこまで進んでいるか
- 何が残っているか
が分かれば、本当に緊急の際は他の人が確認できますし、自分が復帰する際もスムーズです。
タスクは書き出して「自分しかできないもの」から潰す
一度、「自分にしかできない作業」が残っているタイミングで休まなければならず、先にやっておけばよかった…と後悔したことがあります。
それ以降は、
- タスクを書き出す
- 自分しかできないものから優先的に片付ける
を意識しています。
やっておけばよかったこと|業務の属人化は想像以上にリスク
特定の業務を一人で抱えていたことで感じた限界
少人数のベンチャー企業という事情もあり、会計や人事まわりの業務をほぼ一人で担当していた時期がありました。
一度、給与日前に子どもが発熱し、病児保育に預けて無理矢理出勤した経験があります。
最低限「止まらない状態」を作るようにした
それ以降は、
- 他のメンバーでも最低限対応できる形を用意する
- 事前に数字や状況を共有しておく
など、すべてを引き継がなくても止まらない状態を意識するようになりました。
完璧な引き継ぎでなくても、「最低限回る」だけで判断の余裕は大きく変わります。
まとめ|日頃からの意識が、後の自分を助けてくれる
ここまで書いてきた準備は、一見するとチームへの配慮のように見えるかもしれません。
でも実際には、
- 判断に迷う時間が減る
- 無理な選択をしなくて済む
- 仕事の調整がしやすくなる
など、自分の負担を減らすことにもつながっています。
急な発熱に完全に備えることはできませんが、「何とかなる状態」を少しずつ作っておくことはできます。同じような環境で働く方のヒントになればうれしいです。



