自分でやらなくてもいい家事の整理方法|フルタイム共働き家庭の考え方

ただでさえ忙しい日々の中で、子育て家庭は「仕事」と「育児」にはできるだけ手を抜きたくない、と考えている方が多いのではないでしょうか。

そうなると、限られた時間の中で見直す対象として真っ先に浮かぶのが「家事」です。家事をどう効率よく、どう最小限の時間で済ませるか。ここを改善できれば、日常はかなり回りやすくなります。

ただ、家事を減らしたい、ラクにしたいと思っていても、実際には「何を」「どこまで」減らせばいいのか分からず、結局今まで通り続けている、というケースは少なくありません。

理由の一つは、家事をひとまとまりの作業として捉えてしまっていることだと思います。

「料理」「洗濯」「掃除」といった大きな単位で考えると、
・全部自分でやる
・全部外注する
という極端な選択になりがちで、現実的な落としどころが見えなくなります。

まず必要なのは、家事を感覚ではなく、タスクとして分解し、整理することです。

この記事では、家事を細かいタスクに書き出し、どの部分を自分でやるか・誰かに任せるか・外注するかを判断するための具体的なステップと考え方を紹介します。

目次

まずは家事をすべて書き出す

最初にやることはとてもシンプルです。
紙でも、スマホのメモアプリでもいいので、今の生活で発生している家事をすべて書き出します。

ポイントは、「減らす」「任せる」「外注する」ことを考えないこと。まずは、把握するだけで十分です。

この時点では、
・誰がやるか
・どう改善するか
は考えなくて大丈夫です。

書き出すときのポイント

正しく全体量を可視化するために、家事はできるだけ細かく分解して書き出します。

例:料理の場合

「料理」と一言で書いてしまうと、調理だけをイメージしがちですが、実際には複数の工程があります。

  • 献立を考える
  • 食材リストを書き出す
  • 買い出しをする
  • 調理する
  • 調理道具を洗う
  • 食材や調味料の残量を把握する

このように分けてみると、「調理」以外にも時間や思考を使っている工程が多いことが分かります。

例:洗濯の場合

洗濯も同様です。

  • いつ洗うか決める(天気や帰宅時間、日々のタスクとのバランスを考慮する)
  • 洗濯機を回す
  • 干す
  • 取り込む
  • 畳む
  • 収納する
  • 洗剤・柔軟剤の残量を把握する

「洗濯」という一言では見えなかった負担が、工程ごとに可視化されます。

目的は完璧に管理することではなく、自分がどれだけの家事タスクを抱えているかを正しく把握することです。

「自分でやらなくてもいい家事」を判断する4つの軸

家事を書き出したら、次は整理です。
ここでは、以下の4つの軸を使って考えます。

判断軸①:毎日やる必要があるか

  • 毎日必ず発生する
  • 週1回、月数回でも生活が回る

頻度が高い家事ほど、仕組みを作ったり、他の人に任せることで負担を減らしやすくなります。

判断軸②:指示のコミュニケーションコストは高いか

  • 事前説明が必要
  • 毎回確認が発生する
  • 家庭内の前提知識が必要

指示コストが高い家事は、外注したり人に任せたりすると、かえって負担が増えることもあります。

判断軸③:自分はそれが好きか/やりたいか

  • やっていて苦にならない
  • むしろ自分でやりたい

好きな家事は、無理に手放す必要はありません。

判断軸④:外部サービスで代替できるか

  • すでにサービスが提供されている
  • 品質に強いこだわりがない
  • 量や頻度が多い

これらに当てはまるものは、外注や購入で大きく負担を減らせます。

家事を4タイプに分類して考える

上記の判断軸を踏まえ、家事を次のように分類します。

家事の特徴判断
毎日必要/指示が難しい自分でやる・に任せる
嫌い/頻度が低い外注を検討
嫌い/量が多い/サービスがある購入・外部サービス
好き/気分転換になる自分でやる

何もガイドがない状態で判断するのは、なかなか難しいものです。
この表は「正解を決めるためのもの」ではなく、判断を進めるための補助フレームとして、よければ活用してください。

実際に我が家でどう振り分けたか

A:自分でやっている家事

  • 頻回の洗濯(幼稚園事情)
  • 指示コストが高いもの

頻回の洗濯
幼稚園で毎日使うものがあり、洗濯の回数自体は減らせません。
この部分は割り切って、自分でやると決めています。

幼稚園の準備
毎日発生し、お便りを読んでいないと分からないことも多い作業です。
指示のための説明コストが高いため、自分でやるほうが効率的だと判断しました。

B:夫に任せた家事

  • 朝の洗濯干し
  • 明確に切り出せる単工程の家事

朝の洗濯干し
干し方は自分とは違いますが、統一しようとするとコミュニケーションコストが発生します。「乾けばOK」と割り切ることで、無理なく任せられています。

自分でやり直したくなるほどのこだわりがあるものは、他の人に依頼しても結局手間が増えます。
ある程度割り切れるタスクが、人に任せるのに向いています。

朝食の準備
朝食は、
・起きる時間の確認
・何を食べるか
・食材の準備
など、意外と工程が多い家事です。
自分から手放すことで、朝の負担が大きく減りました。

C:外注した家事

  • 掃除(家事代行)
  • 完璧を求めないもの

掃除は家事代行を利用しています。
完璧さを求めない家事は、外注との相性が良いと感じています。

また、探してみると、

  • ワイシャツのサブスク
  • 洗濯代行

など、さまざまな外注サービスがあります。
定期でなく、スポット的に使うだけでも十分便利です。

D:サービスで置き換えた家事

  • 平日の料理 → ミールキット・作り置き
  • 乾燥機・洗濯周りの省力化

平日の料理は、ミールキットや作り置きサービスを利用しています。
献立を考える工程ごと手放せる点が大きなメリットです。

また、ドラム式洗濯機やロボット掃除機など、極力自分でやらなくていいものは、やらなくて済むように便利家電も積極的に活用しています。

この整理をしてよかったこと

  • 家事を「めんどくさいもの」と漠然と捉えなくなった
  • 家事をタスクとして見られるようになった
  • 「やる/やらない」の判断に迷わなくなった
  • 自分でやると決めたものは、淡々と進められるようになった
  • 外注や購入を検討するハードルが下がった

家事を減らす前に整理をしたことで、「何を自分でやるか」を自分で選べるようになったと感じています。

まとめ|まずは家事を整理するところから

家事を細かく書き出し、判断軸で整理し、自分でやらなくてもいい部分を見つける。このステップを踏むことで、家事を冷静に整理できるようになります。

忙しい日々の中でも、仕事や育児に集中できる時間を確保するための一つの方法として、「家事の整理」から始めてみるのも一案です。

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