「お風呂入るよ〜!」
そう声をかけた瞬間、「まだ遊ぶ!」「あとで!」と全力ダッシュ…。
一日の終わり、やっと家事もひと段落…と思ったタイミングで始まる“お風呂攻防戦”。
こちらは就寝時間も逆算して動いているのに、子どもは目の前の遊びに夢中。気づけば時計はどんどん進み、ママのイライラもじわじわと…。
しかも、やっと入ったと思ったら今度は「まだ出ない!」と長風呂モード(笑)。
毎日のことだからこそ、どう対応すればいいのか悩みますよね。
こんな悩みを持っている方、多いのではないでしょうか?
今回は、保育士経験のあるベビーシッター・えむ先生に、「お風呂を嫌がる子への上手な促し方」についてお話を聞きました。
相談内容|どうしたらお風呂にスムーズに入ってくれる?
4歳の息子が、お風呂に入るのを嫌がります。
「まだ入らない!」「あとで!」と逃げ回り、結局お風呂に入るまでに時間がかかり、就寝時間もずれ込んでしまいます。
入ってしまえば楽しそうで、今度はなかなか出てこないのですが(笑)。
無理やり連れて行くのはかわいそう。でも、毎回付き合っていたら生活リズムが崩れてしまう…。
どうしたらスムーズに入ってくれるのでしょうか?
えむ先生のアドバイス|こう考えてみては?
Q1. 子どもがお風呂を嫌がるのはなぜ?
「お風呂そのものが嫌いとは限らないですよ」と、えむ先生。
今回のケースでは、入ってしまえば楽しんでいるとのこと。ということは、“お風呂が嫌”というより、今やっていることを中断したくない可能性が高いそうです。
子どもにとって遊びは“仕事”。夢中になっている時間を止められるのは、大人でも嫌ですよね。
✔️こんな視点で見てみて
・何をしている時に拒否が強い?
・お風呂の「前後」で嫌がることは?
・切り替えが苦手なタイプ?
まずは「なぜ嫌がるのか」を観察することが第一歩です。
Q2. 無理やり入れるのはよくない?
「力で連れていくより、“入りたくなる気持ち”を育てましょう」とのこと。
無理やり入れると、お風呂=嫌な時間、というイメージが強くなってしまうことも。
おすすめは、前向きな声かけ。
例えば…
- 「今日はいっぱい汗かいたから、さっぱりしよう!」
- 「今日はどのおもちゃで遊ぶ?」
- 「お風呂で泡あそびしようか?」
“やらされる”ではなく、“やりたくなる”流れをつくることがポイントです。
Q3. 自然に入りたくなる声かけや工夫は?
えむ先生いわく、「遊びの延長にしてしまうのも一つの手」だそう。
4歳前後は“スイッチ”が入るきっかけがあると、意外とあっさり動くことも。
例えば、
- 「お風呂まで競争だ!よーいどん!」
- 「長い針が6になったら出発しようね」
- 「今日はどのパジャマにする?」
子どもに選択肢を与えるのも効果的です。
“行くか行かないか”ではなく、“どうやって行くか”を選ばせると、主体性が生まれます。
また、お風呂の中を“会話タイム”にするのもおすすめとのこと。
- 今日の幼稚園の話を聞く
- ママの今日の出来事を話す
- クイズを出し合う
「お風呂=楽しいコミュニケーションの時間」と感じられると、ぐっとスムーズになるそうです。
Q4. 生活リズムを崩さず続けるために意識したいことは?
「まずは家庭に合うルーティーンを作ることが大切」と、えむ先生。
毎日流れが違うと、子どもは見通しが持てず不安になりやすいそうです。
例えば、
- ご飯→お風呂→寝る
- お風呂→ご飯→寝る
どちらが合うか試してみるのも◎。
また、急に「今すぐ!」ではなく、
- 「あと5分したらお片づけしようね」
- 「長い針が7になったらお風呂だよ」
と、“見通し”を持たせる声かけも大切です。
◆えむ先生からのコメント
「お風呂は“義務”ではなく、“気持ちよく過ごすための時間”だと伝えていきたいですね」と、えむ先生。
「汗や砂がついたままだと気持ち悪いよね」「さっぱりすると、ぐっすり眠れるよ」など、快・不快の感覚を言葉にしてあげることも大切。
さらに、
「お気に入りのぬいぐるみがお布団で待ってるよ」
と、寝室に楽しみを用意しておくのも◎。
子どもは日々成長しています。
“今うまくいかない”は、ずっと続くわけではありません。
焦らず、その子に合ったスイッチを探していきましょう。
実際にやってみた|アドバイスを試してみて感じたこと
さっそく我が家では、「予告」と「競争作戦」を取り入れてみました。
いきなり「お風呂!」ではなく、「長い針が6になったらお風呂だよ」と伝える。
そして時間になったら「よーいどん!」。
すると、思った以上に効果あり!
完全拒否だった息子が、自分から走り出す日も増えました。
さらに、「今日はどのパジャマにする?」と選ばせるようにしたところ、自分から動くことが増えたんです。
何より気づいたのは、私自身がイライラしにくくなったこと。
“戦う時間”ではなく、“遊びの延長”と捉えられるようになったのが大きな変化でした。
まとめ|お風呂は「戦い」じゃなく「楽しい時間」に
お風呂を嫌がるのは、成長の一過程。
無理やりではなく、見通し・選択・楽しさを意識することがポイントでした。
生活リズムを守ることも大事。でも同時に、親子の関係も大切にしたいですよね。
少しの工夫で、毎日のバタバタがちょっとラクになるかもしれません。
同じように悩んでいるワーママさんの参考になればうれしいです。

