満3歳で幼稚園に入れるかどうかを考え始めたとき、私の気持ちはとてもシンプルでした。
「正直、家で見るのがもう大変」
「できるなら、早く幼稚園に通わせたい」
イヤイヤ期の真っ只中で、日中の育児を担ってくれていた実母もかなり疲れていて、このまま家庭だけで見るのは限界かもしれないと感じていました。
一方で、迷いが全くなかったわけではありません。
早く入れたい気持ちはあるけれど、
「ちゃんと園生活についていけるだろうか」
「集団の中で困らないだろうか」
そんな不安が、少しだけありました。
それでも我が家は、息子が3歳になった翌月の7月から、満3歳児クラスに通わせることを選びました。
この記事では、
「早く入れたい」という現実的な思いと、
「園生活についていけるだろうか」という小さな不安の間で、
満3歳入園を決めた理由と、実際に通わせて感じたことを正直に書いていきます。
満3歳入園までの流れ|問い合わせから見学まで
通わせている幼稚園は、家の近くにある私立幼稚園です。
夫が卒園した幼稚園でもあり、もともと「入れるならここかな」と考えていました。
幼稚園のホームページに「満3歳児募集」の案内があり、3歳になった月の翌月から入園可能というルールだと知りました。
息子は6月生まれなので、入園できるのは7月から。4月末に詳細を聞こうと幼稚園に電話をすると、「園庭開放がありますので、説明と見学を兼ねて一度いらしてください」と言っていただき、5月に実際に足を運びました。
そのときに感じたのは、先生たちの雰囲気がとても穏やかで優しかったこと。
「ここなら安心して預けられそう」
そう感じられたことは、満3歳入園を決める上で大きかったと思います。
入園前に「できることが少ない」と感じていた不安
一番不安だったのは「指示理解」
入園前、私が一番心配していたのは「指示が通るかどうか」でした。
息子は話し始めがゆっくりで、3歳の時点でも流暢に会話ができるタイプではありませんでした。
こちらの言っていることを理解していないわけではなさそうなのですが、言葉で自分の気持ちを伝えられない分、気分次第で言うことを聞かなかったり、イヤイヤしてしまうことも多かったです。
幼稚園では、先生の話を聞いて行動する場面がたくさんあります。
今は何をする時間なのか、次に何をするのか。
そういった集団生活の中での指示を、息子がきちんと理解できるのか。
クラスについていけるのか。
それが、何よりも不安でした。
そのほかにも、
- 集団行動の経験がほとんどなかったこと
- 着替えはズボンの脱ぎ着を少し練習している程度だったこと
- 入園時点では、まだオムツが取れていなかったこと
といった不安はありました。
ただ、見学の際に
「オムツ外しは園と一緒に進めていきます」
「取れていなくても大丈夫ですよ」
と先生から声をかけていただき、完璧な状態で入園させなくてもいいのかもしれないと、少し肩の力が抜けたのを覚えています。
それでも満3歳で入園を決めた理由
満3歳での入園を考えた理由はいくつかあります。
一つは、息子の言葉や対人関係について、家庭以外の環境で良い刺激を受けてほしいと思ったこと。一人っ子で、同年代の子どもと日常的に関わる機会がほとんどなかったため、集団生活の中で何かを感じ取ってくれたら、という期待がありました。また、イヤイヤ期真っ只中で、日中の育児を担ってくれていた実母の負担が大きくなっていたことも、正直な理由の一つです。
7月入園については、「3週間ほどで夏休みに入ってしまうなら、9月からでもいいのでは」と迷いました。
ただ、9月から入園する子が多いと聞いていたので、7月の方が園児の人数が少なく、もし困ったことがあっても先生により丁寧に見ていただけるのではないかと思い、7月入園を選びました。
先生方も
「どちらでも大丈夫ですよ」
「早めに入って、様子を見てみるのもいいと思います」
と声をかけてくださり、その言葉にも背中を押されました。
入園直後のリアル|泣いた日々と親の気持ち
入園初日は、訳も分からないまま登園し、息子は呆然とした表情をしていました。2日目からは一転して、毎朝泣くようになり、体操着への着替えそのものを嫌がる日もありました。
門のところで大泣きする息子を預けるのは、親としても正直つらかったです。
そんな中、上のクラスのママさんたちが
「すぐ慣れるから大丈夫だよ」
「お母さんも辛いよね」
と声をかけてくれて、その言葉に救われました。
先生もとても慣れていて、「まだ緊張しちゃうよね、お預かりしまーす!」と明るく声をかけながら、さっと教室に連れて行ってくれました。
後から「お母さんが見えなくなると、意外とケロッとしてますよ」と聞き、少し安心したのを覚えています。
「やっぱり早かったかも」と思った瞬間
一学期終了時の面談で、
「みんながご飯を食べているときに『もう帰る!』と怒ることがあります」
「帰宅前に、『早くママに会いたい』と窓のところで怒ることもあります」
と先生から聞いたときは、
「イヤイヤ期が終わってから入園させた方が良かったのかな」と、少し揺れました。
子どもの性格にもよるところは大きいと思いますが、満3歳入園はやはり楽な選択ではありません。親も子も、ある程度の覚悟は必要だと思いました。
それでも「入れてよかった」と思えた理由
最初の1週間半ほどは、毎朝泣く姿を見て「少し早かったかな」と思うこともありました。ただ、2週間もすると、製作を嬉しそうに持ち帰ってくるようになり、家ではあんなに手こずっていたトイレも、自然とできるようになっていきました。
また、9月から新しく入園してきた子たちに対して、息子は少しだけ「お兄さん」の立場になりました。その経験が、息子の自信や成長につながったように感じています。
私自身、幼稚園入園当初は1か月ほど毎朝泣いていたと聞いていたので、意外と早く慣れたな、というのが正直な感想です。
親として感じたこと|覚悟が必要だった点
毎朝泣かれるのは、やはり親もつらいです。
それでも、体調不良以外はなるべく休ませず、「行かないといけない場所なんだ」と納得してもらうことが大切だと感じました。また、送り出すときに親が迷っていると、その気持ちは子どもにも伝わってしまいます。
笑顔で送り出し、門のところではさっと離れる。
それが、子どもが園生活に慣れるための近道だったと思います。
まとめ|同じように迷っている方へ
満3歳入園は、「楽な選択」にはならないかもしれません。でも、子どもは親が思っている以上に、環境に順応する力を持っています。
毎朝泣かれると心が折れそうになりますが、ママが見えなくなれば、意外とスパッと切り替えられていることも多いです。「早く入れたい」という気持ちを、無理に否定する必要はないと思います。
悩みながら選んだその選択が、結果的に親子にとって良い一歩になることも、きっとあります。



